2013年11月23日土曜日

いとしい野菜

久々に登場の、藤澤です。

私ごとですが、無事に刀根山病院に職場復帰ができました~!

浦島太郎な気分で、約1年半ぶりに、廊下を歩いていると。。。

野菜の写真が登場!そう、今展示している、野菜の写真展を、初めて目にしました。

驚きだったのは、野菜たちがそんなにフレッシュじゃないこと。遠目からみたら、トマトやブロッコリーの色鮮やかさが際立っていたのです。しかし、よく見ると、ちょっと傾いたシメジ、干からびているシイタケ、芽の出た玉ねぎ、、、ちょっと古くなった野菜たちでした。

最初は「えっ、なんでしなびた野菜の写真?」と思いました。でも、よく見てみると、これはこれで、存在感があるというか、しみじみするものがあって、なんだか愛おしさすらあると感じました。秋だからでしょうか、衰えていくものの美しさがあるように思いました。

あ~、ここで展示の様子の写真を掲載できないのが残念。

とっても深い面白みのある写真展になっておりました!

藤澤



               山本 真有さん「うららか」-野菜たち 








2013年11月6日水曜日

茶話会でのミニコンサート


茶話会でのミニコンサート


先日、大阪市内の医療機関で、茶話会が行われました。

茶話会とは、この病院でご家族を看取られた方のグリーフケアを目的とした会です。グリーフケアという言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。グリーフケア(=悲嘆のケア)とは大切な方をなくされ、悲しみの中にある方がその悲しみから回復していく過程を支えること、お手伝いすることです。


今回は、その茶話会にミニコンサートを併せて行いたいという依頼を受け、ほたる工房でプロデュースさせていただきました。
 

茶話会は午前、午後の2部制。10数組のご家族が参加され、それぞれの近況や様々な思いを語られました。

午前の部は、小グループに分かれての語らいの後、コンサート。午後の部は、コンサートでスタートし、その後、各グループでの語らいというプログラムでした。

 午前の部では、語らいの中で引き出された思いに浸りながら、音楽に聴き入り、その思いを浄化していく、そんな会となりました。そして、午後の部では、音楽により気持ちが揺り動かされ、そこから語らいとなりました。

いずれの会も参加された方の表情から、音楽の力がグリーフケアの助けとなっている様子がうかがわれました。
 




 今回の演奏をお願いしたのは、「アンサンブル・おっとっと」さん。メゾソプラノとピアノ、ヴァイオリンの三人組です。

ミニコンサートでは、「落葉松」、「エーデルワイス」などメゾソプラノでしっとりと歌い上げてくださいました。様々な思いを抱えて日々を過ごされているご家族の心をそっと包み込んでくれるそんな歌声でした。
                                                                                                 (秋山・辻野)